beautiful asian woman using a laptop computer

【完全版】サイト売買が出来るサービスを徹底比較してみた

Webサイトを気軽に売買できる「サイト売買サービス」。
2006年頃から始まったとされるサイト売買は、今では20以上のサービスが乱立しており、サイト売買をしたいけど、一体どこでやればいいのか迷ってしまい、この記事を見ている方が多いのではないでしょうか。今回は各サイト売買の利用料金や案件数、特徴などを徹底的に調査して一覧にまとめてみました。

サイト売買の利用料金について

手数料はどのサービスも成果報酬のみで、初期費用や案件掲載費といった諸々の料金はかかりません。成果報酬は「売り手」「買い手」双方のユーザから徴収しており、最低成果報酬5万~30万+売却金額の10%以下という形式。パーセンテージは売却金額の価格帯に応じて可変する仕組み(数億円なら5%に下がるといった具合)です。

料金モデルは「直接」と「仲介」の2つの形式にわけることができ、「直接」は一切のやり取りを売り手側と買い手側のユーザに委ねる形式で、「仲介」は運営元が間に入って売買を遂行させる形式です。「直接」は売買手数料が安い反面、売り手側にとって闇雲にURLやアクセス状況を教えてしまうリスクがあったり、売買代金が振り込まれないといったリスクがあるため、多少手数料が高くなっても「仲介」で依頼するケースがあります。

サイト売買サービスを調査した経緯

手数料無料でサイト売買ができる「SITEMA(シテマ)」を開発する際に、競合を把握するために徹底的に調査を行いました。サイト売買は20以上のサービスが存在しており、その内半数近くは直近3ヶ月でほとんど案件がありませんでした。そのため「サイト売買」で検索した際に1ページ目に表示されるサービスのみ、検索順位別でまとめました。

※案件数や売却金額は各数値は直近3ヶ月のデータを平均したものです。売却金額は売り手側の希望なので、実際に購入される金額はもう少し下がっているかと思います。また利用料金は消費税抜きで統一し、月間UUはsimilarwebで算出し、モバイル考慮分の1.3を掛けています。 (similarwebはPCのUUしか計測されないのでモバイルが30%と仮定して全体のUUを計算)

サイトストック(1位)

案件数
月間25件/総数1327件
平均売却金額
400万
利用料金
(直接)双方3%+5万円
(仲介)双方10%+10万円
月間UU
22万

サイト売買界で恐らく一番有名な「サイトストック」。
カテゴリーが豊富で様々な案件が日々発生している。他のサービスにはあまりない「案件絞込機能」がついており、買い手側は欲しい案件を見つけやすい。仲介案件の割合は100案件中5案件だったので、5%程度。成済のステータスがあったので、2016年2月から5月の成約率を調査した結果、100案件中20件=成約率20%ということがわかった。※成約まで4ヵ月の期間が掛かると仮定して、過去に遡って統計。
20件の内半数が仲介形式での成約となっているので、仲介案件の成約率の高さが伺える。1案件に対する交渉件数の中央値が4件(平均値だとかなりブレる)。

サイトキャッチャー(2位)

案件数
月間25件/総数2964件
平均売却金額
370万
利用料金
(直接)双方3%+5万円
(仲介)双方10%+20万円
月間UU
17万

サイトストックのように「成約済」や「仲介」のステータスがないため、割合は不明。案件の累計数が2964件と、数あるサイト売買の中でもトップ。仲介案件の場合の手数料がサイトストックより10万円高いが、契約書を行政書士が無料で作成してくれるサービスを提供している。

サイトM&A(3位)

案件数
月間1件/総数392件 (非公開あり)
平均売却金額
1000万
利用料金
(仲介のみ)双方10%+30万円
月間UU
12.3万

あの有名なGMO運営がするサービス。
仲介案件のみしか依頼することができず、平均売却金額が1000万と非常に高額で、案件の質は高い反面、案件数が月間1件程度と少ない(非公開案件もあるが)。数あるサイト売買でスマホ対応してるのここくらい。成約済ステータスを見ると98%が成約している。個人案件は受け付けないといった形で、ECサイトの売買案件が多いのが特徴。Eコマース事業を得意とするGMOの特徴を生かしている。

サイトレード(4位)

案件数
月間5件/総数261件
平均売却金額
600万
利用料金
(仲介のみ)双方10%+30万円
月間UU
4万

仲介案件のみしか依頼することができず、平均売却金額は50万~3000万までかなりの幅がある。成約済みのステータスが合ったので、100案件調査したが23%程度の成約率となっている。GMOの「サイトM&A」と比較するとかなり低いが、その分案件数は多い。

サイト売買屋さん(5位)

案件数
月間30件/総数658件
平均売却金額
85万
利用料金
(直接のみ)双方5%+3万円
月間UU
不明(日本語ドメインにsimilarweb対応してない為)

案件は9割近くが個人で、アフィリエイト・アダルトなど恐らく他社サイトで断られたような案件が目立つ。競合とのポジショニングという点では上手く住み分けができている。掘り出し物の案件もあるとは思うが、金融やアダルト、ギャンブルなどのサイトはSEOの影響を受けやすく、収益性が不確かなケースが多いので注意したいところ。

サイト売買プロ(7位)

案件数
不明(案件発生日の記載がないため)/総数163件
平均売却金額
60万
利用料金
(直接)双方完全無料
(仲介)双方10%+30万円
月間UU
0.8万

案件内容は「サイト売買屋さん」「サイト楽市」といった個人案件が多いような所と似ている(同じ案件も多い)。交渉申込み件数も平均1件程度なので、恐らく買い手側の集客に苦戦している状況。他のサービスではアクセス数や売上等のデータは月間として記載されているので、推移がわからない。その点「サイト売買プロ」は個人案件が多いものの、案件内容に「直近3ヶ月のレポート」としてPV・UU・売上・コスト・利益が書かれており、買い手側としては非常に参考になるデータが記載されている。クラウドソーシングっぽいサイトデザインで、ひそかに勝手に「SITEMA(シテマ)」がライバル視しているサービス。

サイト楽市(9位と10位)

案件数
月間20件/総数757件
平均売却金額
150万
利用料金
(直接のみ)双方完全無料、会員登録不要
月間UU
3.25万

「サイト売買屋さん」と案件内容が似ており、個人案件が多め。ただ以外と売却金額は高く、買い手側視点でサイトを見ても、質の良さそうな案件がそこそこある。検索順位は低いものの月間3.25万UUで、月間案件数が20件と賑わっている。流入元を見てみるとダイレクト(ブックマークやメール経由)が65%と非常に高く、ユーザ登録している人の多さを伺える。

その他のサイト売買サービス

サイトサクセス
サイトマッチ
サイトマート
サイトマ
プレミアM&A
サイトボックス
サイトバンク
サイトトランスファー
サイト売買Z

まとめ

利用料金が無料のサービス(サイト売買プロ、サイト楽市)は個人の案件が多く、アフィリエイトや怪しげな案件が目立ちます。反対に仲介にシフトしているサービス(サイトM&A、サイトレード)は案件数が少ないものの、希望売却金額が1000万を超えていたりと、大規模な案件が目立ちます。サイトストックとサイトキャッチャーはその間といった所でしょうか。

売り手側としては一番提示額が高い企業に売却するためにも、買い手側が多く登録しているサービスを利用したいはずです。サイト売買の「SITEMA(シテマ)」では、双方手数料無料でサイト売買ができるサービスとして頑張って運営しています。買い手側の企業様にも多数登録して頂いておりますので、ぜひご活用ください。

サイトを売買するなら手数料無料の「SITEMA(シテマ)」

シテマはWebサイトを売りたい人と買いたい人をマッチングするサービスです。
Webサイト・Webサービスの売買プラットフォームとして日本一の規模を目指します。